♪ いち にの さんぽ!

アクセスカウンタ

zoom RSS ♪念願叶って。音の葉 言の葉 コンサート

<<   作成日時 : 2017/11/20 09:29   >>

ナイス ブログ気持玉 55 / トラックバック 0 / コメント 18

木々も色づき、落ち葉がカラカラと舞い踊る。

そんな秋の日に、

静かで、美しく、味わい深いコンサートを

堪能して参りました。


「音の葉 言の葉 コンサート」です。

画像


岡埜葡萄さんの朗読と、

武藤哲也さんのリコーダーによるものでした。


会場の神楽坂アトリエKでは

手織り作家

村井由美子さんによる作品展も同時開催されており、

羊の毛から紡ぎ出された ぬくもりある織物が

わたしたちの内側に、そして部屋の空気に

よい序奏を与えてくださいました。

画像




コンサートは14時の部と、16時30分の部

異なる内容で2本立てでした。


14時の部は、

小川未明「赤い蝋燭と人魚」「金の輪」〜
中原中也、ジャン・コクトーの詩と共に


同時代に生きたという3人の作品です。


岡埜葡萄さんの朗読は

落ち着いた声のトーンが心地よく、

誇張し過ぎない表現でありながら

しっかりと言葉を届けてくださる魅力がありました。


聴き入るうちに

小川未明の物語の中にある独特な怖さ、暗さ、

静けさ、物寂しさにひき込まれ、

何度も鳥肌が立ってしまいました。


画像



そして16時30分からの部は、

宮沢賢治「なめとこ山の熊」でした。


小川未明とは全く違う味わいです。

夜空や星、月明かり、雪、野や山が見えます。

くろもじの木の匂いまで届きました。
(先日くろもじ茶を飲んだので)

暮らしのために熊を撃つ男、小十郎。

その心根に触れながら、

どうか撃たないで。 熊よ、どうか襲わないで。

と、きれいごとでしかない思いを抱きながら

子どもの様な心で聴いておりました。


最後に小十郎は熊の一撃を受け死んでしまい、

熊たちの弔いのようなシーンでしめくくられます。


朗読を聴きながら、目頭が熱くなりました。

かわいそう、、とは違う感情です。

悲しい結末への悲嘆とも何か違います。

尊いものへの畏怖のような心というのでしょうか。

胸がいっぱいになってしまいました。


画像



前奏や、朗読の合い間に流れるリコーダー。

古い時代の素朴で美しい旋律が

心安らかに耳を傾ける気持ちを誘ってくれました。

そしてまた、朗読の余韻を

じっくりと味わう時を頂きました。

「なめとこ山の熊」の後には

祈りのような後奏が流れ、染み渡りました。


画像

(左「赤い蝋燭と人魚」  右「なめとこ山の熊」の
母熊、小熊のシーンより。 村井由美子さんの作品)



朗読と、リコーダーの調和は、

まさに、今回の美しいタペストリーのよう。

選曲も素晴らしく、大変味わい深かったです。


14時の部も、16時半の部も

朗読の後、リコーダーの演奏へと続きました。


画像



武藤哲也さんの面白いところは、

自ら多重録音をされた音源を流しながら

メインパートを生演奏されるところです。

ですから、演奏者がお一人でも

リコーダーアンサンブルを楽しめるのです。

武藤さんはリコーダーだけでなく、

声楽やチェンバロの通奏低音、打楽器まで

何でも自ら演奏出来てしまうので、

バロックアンサンブル楽団を

お一人でやってのけてしまうんです


テナーリコーダー 落ち着いた味わいの音色でした。
画像




バスリコーダー アルトリコーダーが小さく見えます。
柔らかで素朴な温かい音色でした。
画像



オカリナは焼き物 すっきりした澄んだ音。
花の絵が綺麗でした。
画像




日頃は、お住まいの八ヶ岳方面での公演が多い

武藤哲也さん、岡埜葡萄さんですが、

今回東京で公演があると知り、迷わず申し込みました。


念願叶って鑑賞させて頂くことが出来た

このコンサート。

リコーダーの音楽と朗読、ぬくもりある織物、

静かなアトリエで、とてもよいひと時を頂きました。


武藤哲也さんブログ(演奏が聴けます。ジャンル豊富
  http://grappa60.at.webry.info/

岡埜葡萄さんブログ
  http://folli-2.at.webry.info/

村井由美子さんHP
  http://tapetelana.com/


画像




































テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 55
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
かわいい かわいい
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
「音の葉 言の葉 コンサート」
素晴らしさがジンジン伝わってきました。
私は「ことのは」って言葉が大好きです。
昔からよく使っています((((^Q^)/
このコンサートを通してkeikoさんのときめきまで伝わってきましたよ。
朗読と、リコーダーアンサンブルの調和・・
さもありなんと思いました。
そしてオカリナ、染入る音色でしょうね。
うちのコーラスにリコーダー部?があります。
メンバーの何人かがリコーダー+オカリナもやってます。
ボランティアなどにはコーラス+リコーダー演奏も加えてます。
我が家に宗次郎さんの手作りのオカリナがあります。昔、まだ売れてない頃、飛騨高山で出逢い、手ずから買い求めました。
村井由美子さんの手織りも素敵ですね。
温かみがあって・・・
そして神楽坂でなさったことにも胸キュンです。
その坂を神田川に下った石切橋は私が上京したおりしばらく住まった場所なんですよ。界隈をよく歩きました。
不思議と懐かしさに包まれたお話でした。

nobara
2017/11/20 10:45
先生こんにちは。
先生の記事を読んでいると自然にBGMが
リコーダーでした🎵
ほっこりする音色は温かですね🎵
素敵な朗読と音楽は癒しでしょうか。
充電みたいになりますものね。
毎回お忙しい先生、良いコンサートでよかったですね。
winga
2017/11/20 13:30
♪nobaraさま

コメントを頂きありがとうございます。
nobaraさんにこんなに喜んで頂けたなんて嬉しいです。
リコーダーやオカリナは、nobaraさんにとっても身近な楽器だったのですね。オカリナってとっても軽やかで可愛い音色ですね。今回も惚れ惚れしました。宗次郎さんのお手製ですか?いい音色でしょうね。
神楽坂って面白そうなので、今度もっとゆっくり散策してみたいです。和テイストなカフェなども、よく本で見るので、憧れてます
keikoさん
2017/11/20 13:35
♪wingaさま

コメントを頂きありがとうございます。
BGMリコーダーでしたか?(笑) 流石wingaさん、反応よろしいですね♪
リコーダーのバロック音楽がもともと結構好きなんです。
ブログで知り合いましたが、いつも素敵な題材での公演なので、ずっと聴いてみたかったんです。でも八ヶ岳までなかなか行けなくて。東京で聴けるなんて願っても無いチャンスでした。朗読は耳や心が鋭敏になります。勉強になりました。そして本当に癒やされ、エネルギー頂きました。
12月に幼児のミニコンサートで紙芝居読みます。朗読を参考に、上手に読めるといいな、と思います♪
keikoさん
2017/11/20 14:04
keitan先生、こんばんわ♪
記事読ませて頂いて、素晴らしいコンサートで
あった様子がじんわりと伝わって参りました。
keitan先生の丁寧な言葉の描写が、その時の
朗読とリコーダーの演奏を私にも運んでくれた
かのようです。
じっくりと読ませて頂きました。

宮沢賢治の「なめとこ山の熊」は多分に宗教的
要素を含んだ詩だと思います。

≫かわいそう、とは違う感情です。
 悲しい結末への悲嘆とも何か違います。
 尊いものへの畏怖のような心というのでしょうか
keiko先生のこのお言葉そのもの。
仏教でいう仏さまの「慈悲のこころ」です。
本当に素敵な出会いをされましたね。
きっと先生のこれからの音楽活動にも大きな
刺激になりますね。

村井由美子さんによる作品展も丁寧な作品ですね。
温かいぬくもりが伝わってきます。
慈園
2017/11/20 20:43
♪慈園さま

素敵なコメントを頂きありがとうございます。
慈園さんのコメントに、またまたじんわり。
「慈悲のこころ」なんですね。道理で言葉にならない何かが心に満ち溢れてしまったわけですね。なんか尊いものを頂いた気持ちでいっぱいでした。本質的なことに触れさせて頂けたのは、素晴らしい朗読のお陰もあったのです。鑑賞させて頂けて本当によかったです。慈園さんからのお言葉を励みに、これからもがんばります。
村井由美子さんは、とてもお若い方なんですよ。メキシコでこの織物に出逢って以来勉強されたのだそうです。素晴らしいですよね!
急に冷え込みが厳しくなりましたね。どうぞお大事にお過ごしになられますように
keikoさん
2017/11/20 21:32
おはようございます。

慌ただしい朝の通勤時間の中、今だけゆったりとしたときが流れているように感じました。

スマホから目を離して車窓を見ると雪化粧をした富士山。
この冬、初めてお目にかかりました。

宮沢賢治、子どもの頃によく読みました。
今の子たちも読んでるのかなあ。

朗読と音楽。
慌ただしい毎日に心の栄養ですね。
ブログを拝見して、こちらにも音が届いているように感じました(^o^)
koji
2017/11/21 07:23
♪kojiさま

コメントを頂きありがとうございます。
そんな風におっしゃって頂けてとても嬉しいかったです。
朗読の鑑賞は初めてだったのですが、音楽と共に味わえるって素敵だと思ったのです。小川未明も宮沢賢治もすきなので、内容もとても魅力的でした。慌しい日々の中、静かで、じっくりとした良い時間を頂けました。リフレッシュできましたよ。
雪景色の富士山が見えましたか?通勤ラッシュの電車の中から富士山が見えると、いい気持ちになるでしょうね。
よき一日でありますように。(今頃お仕事中ですよね)
お忙しい中、再訪問くださりコメントを頂き、本当にありがとうございました。嬉しかったです
keikoさん
2017/11/21 09:49
すみません、御三方 誰も知りませんでした
(^_^;) なかなかこういうのを機会がなく、
なんか損してる感じがしました。
朗読の上手な方は、そのお話の中に自分が
いるかの様にさせてくれますもんね。
それに合わせてリコーダーの音色も聞かせて
くれますよね。
武藤さん、テナーリコーダーを手に乗せて
バランスをとっていると思ったらちごた。
こんな事を考えるアホな私です(^_^;)
村井さんの作品も、温かみがあっていいですね。
りーにん
2017/11/21 22:13
♪りーにんさま

コメントを頂きありがとうございます。
朗読の鑑賞は私も初めてだったんです。
どっぷり世界に浸れました。自分で黙読するのと「間」が違うのがいいです。
武藤さん、岡埜葡萄さんは、このブログで知り合いになったんです。いつも素敵なコンサートをされているな、と思い、八ヶ岳まで聴きに行きたいと思っていたのですが、今回東京で公演があり、よい機会を頂けました。
そうそう。武藤さんも結構画像で遊ぶ方なんですよ。全部ご自身の顔写真を入れていらっしゃいます!ブログではバラエティーに富んだ音楽を楽しめますよ。歌謡曲もいっぱいです。先日ブログでフィンガー5を聴かせて頂きました。懐かしかった〜♪
織物作家の村井さんは、私も初めて知りました。とてもお若くて可愛らしい女性なんですよ。
私も、りーにんさんを通して、浅羽さん達の地道なご活躍を知りました。お互い応援したくなって自分も幸せ頂ける方がいるって嬉しいですね。
keikoさん
2017/11/21 22:58
「音の葉 言の葉 コンサート」。
題名からして素敵なコンサートですね。
「言の葉」がどう関わるんだろうと思ったら、
音楽と朗読の会だったんですね。
「音の葉」は、その朗読を生かすように
演奏されるリコーダーの素朴な響き。
その様子を聞きながら、小川未明や
宮沢賢治の童話の世界が、目の前に
浮かんで来るような、何だか
不思議な気持ちになりました。
yasuhiko
2017/11/22 15:31
♪yasuhikoさま

コメントを頂きありがとうございます。
題名、素敵ですよね。まず題名から魅了されてしまいましたもの(笑)
聴きにいかせて頂き、大正解。朗読って初めてだったのですが、映像が浮かんでくるものでした。温度などの空気感も感じるんです。作品の素晴らしさに加え、岡埜葡萄さんがお上手だったのです。どちらも好きな話でした。そしてリコーダーとの相乗効果になって、染み渡りましたよ。
とてもよいコンサートだったので、色んな事をお伝えしたくて、長いブログになってしまいましたが、yasuhikoさんにも感じをわかって頂けて嬉しかったです。
keikoさん
2017/11/22 16:15
ただいま武藤氏の"ブリテン/アルプス組曲"オカリナ演奏を聴きながら書いておりますが、この素朴でありながら美しい音色はなんなんでしょ。
朗読と演奏、うれしい時哀しい時の場面であってもおそらく無駄な感情移入せず 監修それぞれの心で感じられるようにされていたんじゃないかと思います。
宮沢賢治の無垢な感性がどのように表現されていたのか興味あります。
小川未明さんて…赤い鳥の?
おーちゃん
2017/11/23 19:09
♪おーちゃんさま

コメントを頂きありがとうございます。
武藤さんの音楽聴いて下さったようで、嬉しかったです。ブリテン、私も今聴いて来ましたが、あの音色はリコーダーの様です。おーちゃんさん、あの音色も美しいとお感じでしたら、オカリナはまたまた美しいと思われるかもしれません。
朗読、おーちゃんさんのおっしゃる通りだと思います。だから一層物語の中身が伝わりました。小川未明は怖かったし、宮沢賢治は、深ーく染みいりました。
小川未明は「赤い鳥」のです。詩ですよね?私、その詩は知りませんでした。おーちゃんさんに訊かれて調べたらそうでした。
keikoさん
2017/11/24 00:15
電子・電機楽器はもちろん
パソコンで作られた音だって違和感のない昨今
生音、スピーカーなしの聴取感は
木のぬくもりのような心地よさ
心身を委ねられることでしょうね

自分もまたギターでも引っ張り出して
やろうかな…
らん太郎。
2017/11/26 18:35
♪らん太郎。さま

コメントを頂きありがとうございます。
らん太郎。さんも楽器を演奏されるお方。おっしゃるように、どんな楽器でも生音はたまりませんよね。バスリコーダーは管が太くて、その音色は木のぬくもり感溢れてましたよ。
バッハの頃(1600年代〜1700年代)主流だったリコーダーですが、この日もバッハ以前の時代の曲などを中心に演奏されて、とてもよいひとときでした。朗読とリコーダーって合うなぁと思いました。
ギター弾けるなんて憧れます。中学の時、父のギターを弾いてみた事があったのですが、指先が痛くてくじけました!
keikoさん
2017/11/26 21:21
keikoさん。

大変ご無沙汰いたしております。keikoさんからいつも刺激をいただきます。私も最近は時間をみつけては小さなコンサートに足を運んだりしています。
生の演奏いいですよね。アンサンブルも一人で楽しめるなんてちょっとビックリ。
私はゆっくり演奏していく事も楽しんでいます。
いつか、keikoさんと一緒に演奏したいです!
まーびー
2017/11/27 22:57
♪まーびーさま

こんばんは!お変わりないですか?
私も、ちょうど今日、まーびーさん、どうしていらっしゃるかな?ブログにお邪魔しようかな?と思っていたところなんですよ。
一昨日はまた別のコンサートに出掛け、とても刺激を受けました。この秋はいっぱい素晴らしい機会を得ております。自分の事よりやはり仕事の事で結構手一杯なのですが。まーびーさんとご一緒に演奏!夢の様♪どうぞよろしくお願いいたします!
keikoさん
2017/11/27 23:22

コメントする help

ニックネーム
本 文
♪念願叶って。音の葉 言の葉 コンサート ♪ いち にの さんぽ!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる